研究室紹介

安藤 昌也 教授

<コンセプトデザインと評価>

よい製品やサービスを開発するためには、製品を利用する状況や使う人の心理を詳しく理解することが必要です。そのため、ユーザー調査の方法や製品コンセプトを創る方法、またそれらを評価する方法など、デザインを開発する方法論の研究をしてます。この研究は、革新的な製品を生み出すアプローチとして、企業や組織で役立てられており、実際の商品も開発されています。

飯田 一博 教授

<空間音響・3D音響>

ヒトは両耳に届く音の違いで左右の方向を感じ、耳のくぼみの反射・共鳴により前や上下の方向を知覚しています。私の研究では、音による空間知覚のメカニズムの解明と、それを利用した3D音響システムを研究しています。この研究は、次世代テレビ放送(22.2ch音響)やスマートフォンなどに加え、遠隔地の医療や教育、防災放送など社会を支えるシステムにも役に立ちます。

小早川 真衣子

小早川 真衣子 准教授

<共同デザイン・社会的デザイン>

現代社会における諸問題は、さまざまな人やニーズが複雑に絡み合っているため、ひとつの専門分野に留まらず、異なる立場の人と協力し合うことが必要です。 そのため、誰もが力を発揮しやすいデザイン過程や対話を促す環境づくりなど、有用な共同デザインの方法や考え方の研究をしています。この研究は、作り手と使い手が共創するアプローチとして、社会的な問題の発見や実際の働きかけに役立てられています。

今野 将 教授

<応用知能システム>

現在のコンピュータは、利用するために高度な知識や技術が必要で、必ずしも使い勝手がよいとは言えません。私の研究室では、人工知能やAR(拡張現実)等の技術を用いて、利用者の状況を把握し使い勝手の良いサービスを提供する応用知能システムの研究・開発を行っています。この研究は、人間と協調して作業をするコンピュータやロボットの開発に役立てられています。

竹本 浩典

竹本 浩典 教授

<音声生成・音響シミュレーション>

人間のコミュニケーションの基本は音声です。しかし、音声を生成する過程はとても複雑で、完全には解明されていません。その生理的な過程を特殊な装置で観測したり、物理的な過程を計算機でシュミレーションして音声を作る研究に取り組んでいます。この研究は、計算機に好みの声で文章を読ませたり、歌を歌わせたりする次世代の音声合成技術の開発に役立ちます。

田邉 里奈 准教授

<コミュニケーションデザイン>

人と人、人と動物、人とモノなど、日常生活の中では様々な場面でコミュニケーションをとっています。その対象は多岐に渡り、コミュニケーションという視点から場のデザイン、モノのデザイン、コトのデザインを研究するほか、子どもたちを中心とした「学びの場」作りを研究しています。

苣木 禎史

苣木 禎史 教授

<マルチモーダルインタフェース>

人の知覚・認知の仕組みを明らかにすることは違和感のないインタフェースを実現するために重要です。また、それを高度な信号処理技術で実装するにはソフトとハードの最適化が必要です。人とモノの両側面から、高度なマルチモーダルインタフェース(複合インタフェース)を実現するための研究をしています。この技術は、日常の家電製品から非常時の危機管理システムまで幅広く役立ちます。

中本 和宏 准教授

<画面設計・構造の可視化>

スマートフォンやPCの画面等に代表される、使う人と機器の接点(ユーザインタフェース)の設計に関する研究をしています。特に使う人にとっての使いやすさ、見やすさに主眼を置き、ユーザー調査やプロトタイプ(評価用の模型)作成等を行います。これらを踏まえ、使う人に主眼を置いた提案、評価をしています。Web等、双方向なメディアを対象としています。

宮田 高道 教授

<画像・映像の処理と伝送>

普段はあまり意識していないかもしれませんが、皆様がいま手にしているスマートフォンでは、画像・映像の処理や伝送の先端技術が駆使されています。それらを更に発展させて現在の水準を超えるコミュニケーションを実現するため、ノイズやピンぼけの除去や超解像を行う画像復元処理や、少ない情報量で高精細な画像表現を可能とする圧縮符号化などを実現する方法を研究しています。

森 信一郎 教授

<人を中心とした情報処理技術>

人を中心に周囲のコンピュータ資源が協調するシステム。社会生活維持にコンピュータがかかわる割合が増加し、これまでの技術中心のシステムから人を中心としたシステムへと技術変革が起こっています。人の能力を補完する技術や人と人のコミュニケーションを補助する技術など、人と連携したシステムの開発を進めています。

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